AIでWebサイトを作る全工程

AIでWebサイトを作るときは、本文を生成する前に「誰が、何を判断するためのサイトか」を決めます。その後に道具を選び、確認用の環境で試し、人間が公開を承認する順に進めると、作り直しを減らしやすくなります。

この記事は、BARAIRO LIFEのWordPress再構築と運用記録を材料にした工程ガイドです。すべての初心者が同じ手順で成功したという検証結果ではありません。収益を保証するものでもなく、現稿にはアフィリエイト広告を設置していません。

目次

本人とAIで制作し、人間が最後に判断する

以前からWordPressで小規模なサイトを運営していましたが、2026年にAIを活用したサイト運営へ本格的に取り組むため、BARAIRO LIFEを再構築しました。2024年には数記事を公開していたものの、低稼働だった時期と現在の制作体制を分けて考えています。

制作会社や専門家への外注はありません。本人は方針決定、最終判断、公開承認を担当し、ChatGPTは企画・戦略・設計・分析・判断支援、Codexは記事制作・WordPress実装・検証・自動化を担当しています。「本人とAIで制作した」という事実と、「すべて自動で運営できる」という評価は別です。

1.読者と、最初に完成させる範囲を決める

最初の成果物は、大きな自動運営システムではなく、読者が必要な情報へ移動できる小さなサイトにします。想定読者の悩み、サイトが扱う主題、必要な案内ページ、最初の記事を整理しましょう。

AIへ依頼するときも、範囲と禁止事項を一緒に渡します。たとえば「既存設計を読み、記事の候補を作る。未確認の体験は作らず、本番サイトは変更しない」と指定します。自動化の目的と、触ってよい場所を分けることが大切です。

2.費用と、更新を担う人を決める

WordPressを使う場合は、サーバー、ドメイン、テーマを選びます。AIの有料機能や追加ツールは、必要な用途がある場合だけ増やします。初回の支払額と更新費、設定や確認に使う人間の時間を分けて考えてください。

BARAIRO LIFEではシンレンタルサーバーとSWELLを使いました。ただし、同じ組み合わせを全員に勧めるわけではありません。何を自分で管理し、何をサービスに任せたいかが先です。契約、課金、公開範囲の決定は、人間の判断として残します。

3.本文と、サイト共通の設定を分けて作る

AIには、記事の目的、根拠資料、使ってよい実体験、次に読んでほしい情報を渡します。出力後は、見出しの流れ、事実と出典、未使用商品の説明、広告の表示を確認します。資料がない箇所は想像で埋めず、確認待ちとして分離します。

本文ができても、ヘッダー、ナビ、トップのレイアウトは別の作業です。当サイトでは、以前のメインビジュアルやサイドバー、スマートフォンの固定ナビを整理しました。文章とテーマの設定を混ぜて変更せず、どこが表示に影響したか分かる単位で進めます。

画像も、生成できるから増やすのではなく、説明に必要かを先に判断します。利用できる既存画像があるなら、権利と用途を確認して再利用する方法があります。

4.公開前の確認環境で、実際の画面を見る

stagingは、本番と別に作る確認用のサイトです。BARAIRO LIFEでは公式のWordPressコピー機能で用意し、認証を通して画面を確認する運用を行いました。認証と検索除外は別であり、検索に出さない設定だけで非公開を保証しないようにします。

画面確認にはPlaywrightというブラウザー操作の道具を使い、PCとスマートフォンのサイズで撮影しました。見るのは、冒頭の案内、本文の読みやすさ、画像のはみ出し、リンク、広告のPR表示などです。自動撮影は、人間が記事内容を承認する代わりにはなりません。

工程 渡すもの 残す成果物 人間の判断
設計 読者・主題・制約 ページと記事の計画 扱う範囲と費用
制作 Brief・根拠資料 本文候補と確認事項 実体験・公開できる情報
検証 候補と変更範囲 画面とリンクの確認結果 重大な問題が残っていないか
公開 承認済み差分・復旧版 公開結果と改訂記録 本番変更の承認
観測 同じ期間の実データ 週次レポート 維持・改善・保留の判断

この表は当サイトの記録を整理した進め方です。サーバー契約から公開までの細かな操作を、ここで全部再現するものではありません。

5.戻せる状態で、承認した差分だけ公開する

公開前には現在の本文と設定を保存し、何を変えるかを明確にします。当サイトでは、本文を更新した際に検証が通らず、旧本文へ戻した経験があります。その後、差分を記録して原因を調べ、限定的に対応しました。

失敗したときに成功判定を緩めるのではなく、内容と保護する設定を分けて確認することが重要でした。本番へ進む場合も、確認用サイトのデータを丸ごと上書きするのではなく、承認された変更だけを反映します。

記事を公開した後は、URL、スマートフォンの表示、主要な内部リンクを確認します。正式な広告素材がなければ広告を推測で作らず、未公開記事へのリンクも置きません。公開後にリンクを接続する計画と、すでに動いている導線を分けて管理します。

6.アクセス、成果、費用、時間を別々に観測する

GA4のアクセス・クリック、Search Consoleの検索実績、紹介制度側の成果は別の情報です。クリックがあっただけで成約や売上が発生したとは判断しません。当サイトではデータ取得と週次レポートの仕組みを作り、成果や費用、人間の時間は別に記録できるようにしました。

ただし、仕組みを導入しただけで必要な記録がそろうわけではありません。未取得の数字は未計測のまま残し、確認できた0と区別します。売上と費用の期間もそろえてから採算を見ます。

最初の改善は一つに絞り、変更前後を区別して観測しましょう。短期間の変化だけで記事修正の効果を断定せず、次に何を確かめるかを人間が決めます。

実際の経緯と役割分担は、BARAIRO LIFEの再構築実例にまとめています。取り組む入口はStart Here、継続する実験はBARAIRO LABから確認できます。

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